ポアロちゃんの相談室 #2
探偵ポアロちゃんが相談者の悩みに答えます。
盗聴されてる気がするんです。
本日の相談者は女性 の方。
相談者 「なんだか最近盗聴されてる気がするの?
警察に行った方がいいかしら?」
「盗聴に関しては警察に行っても意味がないよ。
日本では、盗聴自体は犯罪行為にはならないんだよ。」
相談者 「そうなんですか?]
「そうなんだよ、盗聴を取り締まる法律はないんだ。
けど、盗聴した内容を第三者に漏らしたりすると、犯罪だよ。(電波法59条)」
相談者 「それだけですか?」
「後は、住居侵入罪や器物損壊罪かな。
そもそも、なんで盗聴されてると思ったんだい?」
相談者 「携帯電話で話してると雑音が凄いです。」
「それは、携帯の故障の可能性が高いよ。
そもそも、携帯電話と盗聴器の電波の種類が違うんだよ。
携帯電話の電波はデジタル回線で盗聴器はアナログ回線だから、
雑音が入ることはないんだ。
携帯電話の会話の中身を盗聴できるのは、警察などの機関が裁判所の許可を得て、
携帯電話会社の交換機で盗聴をするしかないよ。」
相談者「そうなんだ。少し安心したわ」
「ただ、コードレス電話はアナログ方式のものが多いから、
盗聴される可能性はあるよ。
後は、スマートフォンに盗聴アプリをダウンロードされてしまうことだよ。
これは、見抜きづらいね。見た目からは隠すことが可能だからね。
ただ、電池の消費が激しくなるね。ただこれは、犯罪だよ。」
相談者「盗聴器を探すコツみたいのある?」
「部屋に見慣れないものが置いてあったら、怪しかな。
今は、電卓や傘、カード型の盗聴器もある。
ただ、このタイプは電池のもちも悪く、4日ぐらいしか盗聴できないよ。
後は、付けた覚えのないコンセントかな。
これは、半永久的だから、一番気をつけないといけない。」
相談者「ねえ、犯人は?」
「身近な人間が多いよ。彼氏とか友達。
まあ、顔見知りだね。
家に招いたときに仕掛けられる可能性が高いよ。
人の家に勝手に忍び込むには、それなりの技術が必要だよ。
リスクもあるしね。盗聴だけの為に、忍び込む人間は少ないよ。
こっちの人の方がキケンだね。」
相談者「それじゃ、誰も信用出来ないよ。」
「誰も信用しないで生きるのか、騙されても信用して生きるのか、
人を騙して生きるのか、自分の見る目の無さを嘆くのか、
それは、自分自身の中でケリをつけて生きて行くしかない。」
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