浮気調査

探偵を目白でお探しの方へ


探偵を目白でお探しの方必見

目白駅都心に所在する高級住宅街のひとつである目白。

そんな目白周辺で探偵をお探しの方は、ぜひhy東京探偵事務所にお問合せください。

東京には数多くの探偵社が存在しております。

その数多い探偵社の中には、いまだ残念でなりませんが、悪質な探偵社が多く存在しております。

探偵をお探しの方は、当探偵事務所がご提案いたします

 

>>>>>>>>>>「探偵社選びに失敗しない5項目」<<<<<<<<<<

 

に目を通していただけますと、探偵社選びに失敗しなくて済むと考えております。

ぜひ、「探偵社選びに失敗しない5項目」に目を通していただき、当探偵事務所までお問い合わせください。

 

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hy東京探偵事務所

hy東京探偵事務所当探偵事務所はJR目白駅から山手線で一駅の池袋駅に事務所がございます。

JR池袋駅北口より徒歩3分の場所に事務所がありますので、できるだけ皆様に事務所に来ていただきたいと考えております。

しかし、皆様のご都合により、池袋の事務所までお越しになれない方の為に、出張相談も行っておりますので、お気軽にご利用ください。

 

私たちhy東京探偵事務所はこだわりを持って探偵をしています。

一言で当探偵事務所をご説明させていただきますと、

 

[私たちは、調査員の調査能力人間性を大切にしている探偵社です。]

 

私たちは、皆様の人生の大切な局面でご依頼をいただく事が多く、

どの調査も非常に大切な調査になります。

そんな大切な調査を、お任せいただくのですから、

調査員の質を大切にする事は、当たり前の事であると考えています。

 

 

代表からのごあいさつ」も合わせて一読いただけます と幸いです。

 

 

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目白周辺での調査事例 

目白周辺にてご依頼いただきました案件を一部では、ございますがご紹介させていただきます。

 

・奥様からご主人の浮気調査のご依頼

40代後半の奥様よりご依頼いただき、ご主人の勤務先からご自宅までの行動を10日間調査いたしました。

調査の結果、愛人の存在が明らかに。

奥様はご主人と話し合いの末、離婚はせずに、浮気をやめさせることに成功し、

愛人からは弊社よりご紹介させていただきました弁護士によって、慰謝料を取るができました。

 

 

 

・失踪したご子息の行方調査

ある日突然いなくなったご子息の行方調査。

ご子息の年齢は30代後半。失踪したからと言って警察が動いてくれる年齢ではない為、弊社にご依頼をいただきました。

警察では、失踪者が未成年でない限り積極的に動く事はしません。

しかし、ご家族の方にしてみれば、年齢に関係なく心配をするのは当たり前のことだと思います。

放っておけば、事件や事故に巻き込まれる可能性もありますので、迅速な対応、早期の調査をおすすめいたします。

調査の結果、ご子息の行方は判明。

自分でアパートを契約し、自立した生活をしていました。

失踪した理由は、仕事や日常生活でのストレスに耐えきれなくなり、家を飛び出したそうです。

その後、ご家族で話合いが行われ、ご子息の希望を踏まえ、家族皆で支えながら生活をしていくこととなったそうです。

 

お問合せ

お問合せは24時間365日、ご対応させていただいております。

メールでのお問い合わせはもちろんのこと、お電話でも24時間対応させていただいております。

お気軽にお問い合せください。

皆様からのご連絡お待ちいたしております。

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株式会社J.P.A.(Japan Progress Agency)

hy東京探偵事務所 池袋オフィス

所在地 : 東京都豊島区池袋2-49-13 杉山ビル2階

TEL : 03-6802-8160

探偵業届出証明書番号 : 東京都公安委員会 第30130308号

開始届出証明書番号  : 東京都公安委員会 第30110315号

hy東京探偵事務所

 

 

 

 

浮気調査・埼玉県ならhy東京探偵事務所


浮気調査・埼玉県ならhy東京探偵事務所

埼玉県で探偵をお探しの皆さま。

はじめまして。

この度は、hy東京探偵事務所のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

当探偵社では、浮気調査をお考えの皆さまにとって、最も大切な事は、探偵社選びだと考えています。

 

非常に残念ではございますが、まだまだ探偵業界は悪質な探偵社が多く存在しています。

探偵社選びに失敗すると、悪質な探偵社や、調査能力の低い素人探偵事務所に依頼する事になってしまいます。

このような事態を避ける為にも、当探偵社からご提案させていただきます

「探偵社選びに失敗しない5項目」

にぜひ一度、目を通して下さい。

 

これで、貴方も探偵社選びに失敗せずに済み、

新しい人生を明るく迎えられる事だと思います。

 

hy東京探偵事務所 一同

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hy東京探偵事務所

当探偵社のご案内をさせていただきます。

まず、お手数ではございますが当探偵社の代表である原田のごあいさつを一読していただけますと幸いです。

下の画像をクリックしてください。

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オフィス案内

child_008hy東京探偵事務所では、現在、池袋・町田・横浜と3拠点にて、皆様のお役に立たせていただいております。

その中で、今回、埼玉県の皆様にご案内させていただきますオフィスは池袋オフィスになります。

池袋は埼玉県との交通の利便性が良く、多くの埼玉県の人たちにとって便利な街となっています。

ショッピングや待ち合わせ、デートや仕事など、多くの人たちが毎日、池袋の街を利用しています。

もちろん、浮気も例外ではございません。

池袋駅周辺には繁華街に加え、ホテル街も存在しており、浮気や不倫をするにも、便利な街になっているといえます。

そんな池袋にオフィスを構えるhy東京探偵事務所にお任せください。

あなたのお役に立つことは間違いありません。

まずは、お気軽にご相談してください。

 

hy東京探偵事務所hy東京探偵事務所 池袋オフィス

東京都豊島区池袋2-49-13 杉山ビル2階

03-6802-8160

探偵業届出番号:東京都公安委員会 第30130308号
探偵業開始番号:東京都公安委員会 第30110315号

 

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◆埼玉県地域情報

・さいたまスーパーアリーナ:埼玉県さいたま市 中央区新都心8

・東武動物公園:埼玉県南埼玉郡宮代町須賀110

・西武園ゆうえんち:埼玉県所沢市山口2964

・埼玉スタジアム2002:埼玉県さいたま市緑区中野田500

・鉄道博物館:埼玉県さいたま市 大宮区大成町3-47

・西武ドーム:埼玉県所沢市上山口2135

・所沢航空記念公園:埼玉県所沢市並木1−13

・埼玉県庁:埼玉県さいたま市浦和区高砂3丁目15-1

・埼玉県警察署:市浦和区高砂3丁目15-1

・さいたま中央郵便局:埼玉県さいたま市南区別所7-1-12

・埼玉県庁内郵便局:埼玉県さいたま市浦和区高砂3-13-3

・さいたま新都心郵便局:埼玉県さいたま市中央区新都心3-1

 

 

「先入観から誤認」



 

警察官の先入観で誤逮捕

 

兵庫県西宮市の阪急今津線の電車内で13年6月、

女性会社員に痴漢をしたとして、

県迷惑防止条例違反罪に問われた男性会社員(49)に対する判決があった。

裁判官は、当時同じ電車に乗り合わせていた警察官の証言について

「立証できるような事実を述べようとしており、

作為や犯人と決めつける態度が感じられる」と指摘したうえで、

「痴漢を目撃したという警察官は、先入観から誤認した疑いが強い」として、

無罪(求刑罰金50万円)の判決を言い渡した。

男性は公判では一貫して無罪を主張していた。

 

数少ない無罪判決

 

日本の検察は、有罪に出来ると確信して、起訴する傾向にある。

なので、証拠を固める。

だが、痴漢裁判での痴漢行為の立証(証拠提出など)は、ほとんどされない。

ほぼ、被害者女性の言い分がまかり通る。

状況的(満員電車など)に立証が困難なことも背景にあるが、

そのため冤罪も多い。

中にはそれを逆手に取り、強迫まがいのことも起きている。

画期的な判決と言えるが、

だからといって、本当に痴漢をしているやつらが、

のさばっていい訳がない。

警察の捜査力の向上に期待をする。

 

先入観と行動予測は紙一重

 

当探偵事務所の探偵五か条の一つに、

探偵は、先入観を捨て全てを疑えとある。

(その他は、

いつ何時でも探偵であれ

探偵は、常に冷静でなければならない

日々成長せよ

我々はクライアント様の人生を背負っていると思え)

 

例えば、見渡しの悪い交差点がある。

我々探偵は、対象者になるべく見られたくないので、

交差点などの信号待ちでは、若干隠れて、対象者を監視する。

そのとき、先入観を持った探偵は、

信号待ちで止まってると思い、目を離す。

行動予測をする探偵は、

交差点でタクシーを拾うかもしれないと思い、身構える。

 

この差は、経験と知識だ。

この差が、探偵の調査力である。

 

 

J.P.Aグループ

池袋オフィス

●TEL:03-6802-8160
●FAX:03-6802-8161
●MAIL:info@hytokyo.co.jp
●所在地:〒171-0014 東京都豊島区池袋2-49-13杉山ビル2F
JR「池袋駅」北口より徒歩3分
●代表:原田 秀樹
●探偵業届出番号:東京都公安委員会 第30130308号
●探偵業開始番号:東京都公安委員会 第30110315号

町田オフィス

●TEL:042-732-3534
●FAX:042-732-3263
●MAIL:machida@hytokyo.jp
●所在地:〒194-0013 東京都町田市原町田2-7-6-306
JR「町田駅」ターミナル口より徒歩5分
●代表:黒木 健太郎
●探偵業届出番号:東京都公安委員会 第30110313号

横浜オフィス

●TEL:045-827-3890
●FAX:045-827-3894
●MAIL:yokohama@hy-tokyo.jp
●所在地:〒244-0814 神奈川県横浜市戸塚区南舞岡1-24-21
●代表:山﨑 直希
●探偵業届出番号:神奈川県公安委員会 第45130061号
●探偵業開始番号:神奈川県公安委員会 第45120105号

 

 

 

 

 

 

 

足立区で探偵・浮気調査ならhy東京探偵事務所


◆足立区

東京23区内の北東に位置する23区内トップレベルの人口と、面積を有しており、

北千住、竹ノ塚等の歓楽街も栄えています。

特に北千住はJR東日本、東京メトロ、東武鉄道、つくばエクスプレスの4社、5路線が

乗り入れており、東京北東部の主要なターミナル駅となっています。

また区内随一の繁華街でもあります。

 

足立区で浮気調査を依頼する場合に、気を付けて頂きたい事が

以下の「探偵社選びに失敗しない5項目」です。

 

◆浮気調査

足立区で探偵をお探しの皆様。

初めまして。

この度は、hy東京探偵事務所のホームページをご覧いただきまして、

誠にありがとうございます。

弊社では、浮気調査をお考えの皆様にとって、最も大切な事は

探偵社選びだと考えております。

 

「探偵社選びに失敗しない5項目」

是非一度、目を通して下さい。

 

◆相談無料・秘密厳守

 

まずは、お気軽にご相談ください。

ご相談が無料な事はもちろんのこと、

相談内容に関しましても、守秘義務教育を徹底して行っておりますので、お客様の秘密が漏れる事は一切ございません。

 

安心して、ご相談ください。

皆様からのご連絡お待ち致しております。

 

hy東京探偵事務所 一同

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株式会社J.P.A.(Japan Progress Agency)

hy東京探偵事務所 池袋オフィス

所在地 : 東京都豊島区池袋2-49-13 杉山ビル2階

TEL : 03-6802-8160

探偵業届出証明書番号 : 東京都公安委員会 第30130308号

開始届出証明書番号  : 東京都公安委員会 第30110315号

 

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町田オフィス

所在地 : 東京都町田市原町田2-7-6-306

TEL : 042-732-3534

FAX : 042-732-3263

MAIL : machida@hytokyo.jp

探偵業届出番号:東京都公安委員会 第30110313号

 

横浜オフィス

所在地 : 神奈川県横浜市戸塚区南舞岡1-24-21

TEL : 045-827-3890

FAX : 045-827-3894

MAIL : yokohama@hy-tokyo.jp

探偵業届出番号:神奈川県公安委員会 第45130061号
探偵業開始番号:神奈川県公安委員会 第45120105号

 

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hy東京探偵事務所 西武鉄道「池袋駅」ホーム広告看板リニューアル


hy東京探偵事務所 池袋駅看板

 

広告看板の中には、線路に物を落とした際に使用する、マジックハンドが入っています。

線路に物を落とした時は、駅員さんに声をかけてください。

よろしくお願いします。

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東京都豊島区池2-49-13 杉山ビル2階

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探偵小説 ケース4「結婚記念日」


探偵小説 ケース4「結婚記念日」

 

まだ少し肌寒い4月の初旬、探偵事務所の調査員たちは、桜の木の下でお花見を楽しんでいた。

 

ビニールシートの上の並べられたご馳走とお客様から頂いたお菓子類をいただきながら、暖かいお茶をすすっていた。

探偵事務所のお花見に、お酒は出ない。

急な調査が入っても、対応できるようにしておかなければならないからである。

 

とその時、いつものように調査員の携帯電話が鳴った。

 

電話の相手は、30代女性。

相談内容は、ご主人の浮気調査である。

事務所に来ていただく日時を決め、電話を切った調査員はビニールシートに寝ころびながら、ひらひらと散る桜の花びらを眺めていた。

 

2日後、相談者は事務所にやってきた。

桜色のスプリングコートを着た女性は、緊張した面持ちで、とても上手にとは言えないが、言葉を選びながら丁寧に説明をしてくれた。

 

「結婚して5年、私たちにまだ子供はいません。毎年、結婚記念日になると夫と一緒に旅行に行っていました。

海外・国内問わず、毎年お正月ごろに、今年は何処に行く?と話合って決めていました。

今年は夫の運転する車で、広島にでも行こう!なんて言っていたので、つい最近までその予定でいたのですが、先日、夫が今年の旅行は無理になったと言ってきたのです。

理由を聞くとゴールデンウィーク中だが仕事で、5月4日から6日まで、上司と出張しなくちゃいけなくなった。

しかも自家用車で広島まで。あっすみません!結婚記念日は5月5日で、夫の誕生日でもあります。

どうやら会社で広島に支店を出す計画があり、その担当者に上司と夫が選ばれたそうです。

しかも、通常業務が忙しいので、休日を利用しての出張になった。という訳です。

楽しみにしていたけど、仕事なら仕方ないと思って諦めました。しかし先日、気になることがありまして・・・。

夫がお風呂に入っている間に、私は食卓の上を片付けていました。すると食卓に置かれた、夫のスマートフォンにLINEが入ったのです。

あっLINEって知っていますか?すみません。見るつもりはなかったのですが、画面に表示されていたので、視界に入っただけです・・・。

一瞬しか見えなかったのですが、“広島・・・・”と表示されていたように見えました。もちろんそれ以上は見ていませんし、夫に聞いてもいません。

上司とLINEでやり取りしているとは思えませんので・・・。気になって・・これって浮気でしょうか?」

 

調査員は、変に考え込むより、安心を買う意味でも調査をすすめた。

 

「当日、ご主人が車で出かけ、上司と合流すれば、仕事なのだから、そこで調査を終了。

女性と合流すれば、調査を続け、証拠を押さえる。」

 

と提案したところ、お願いしますと契約を済まし帰って行った。

 

(以下、相談者を依頼者と記す。)

(以下、依頼者のご主人を対象者と記す。)

 

調査方法は、車2台、調査員3名で行う。

依頼者から預かった対象者の写真はフォトブック。

普段、写真を撮らない依頼者と対象者だが、毎年の結婚記念日の旅行の時だけは、写真をたくさん撮ってフォトブックにしているそうだ。

その中でも最新版?の昨年のフォトブックを1冊預かった。フォトブックの中には、仲の良い楽しそうな2人の姿がある。調査員たちは羨ましそうにフォトブックを眺めていた。

 

調査日まで、まだ日があるので調査員は予備調査を行う。

 

 

予備調査の内容は、

・対象者本人を実際に見ること

・対象者の車の確認

・対象者自宅周辺で張り込み場所をピックアップすること

・駐車場周辺で張り込み場所をピックアップすること

 

 

予備調査は朝の出勤時間に行い、調査員は難なく対象者の姿を確認、フォトブックの中の彼よりは若干太り気味。

 

車は付近の駐車場に止めてあり、こちらも確認済み。

 

対象者が契約している駐車場付近にはコインパーキングが2ヶ所あり、コインパーキングに調査車両を駐車し、張り込みが可能。

 

 

予備調査を終えた調査員、あとは、5月4日を待つのみ…

 

 

5月4日 調査当日

 

調査当日の朝、調査員たちは、準備に大忙しであった。昨晩に別件の調査を終えたばかりで、まだ体力が回復していないにも関わらず、ひょっとすると2泊3日の広島出張になるからである。荷物を車に積み込み、2台の調査車両は対象者の自宅へ向かった。

依頼者の話では、午前10時頃に出るとのこと。

 

調査員たちは、午前9時に現場に到着、コインパーキングに車を止め、対象者の車を見張る。調査員1名は、対象者自宅マンション周辺にて張り込む。

 

午前9時55分、予定通り対象者がマンションから出てきた。

 

 

マンション周辺にて張り込みをしていた調査員から、車両部隊に連絡が入る。

車両部隊は、コインパーキングの清算を終え、いつでも出動できる状態で待機する。

 

対象者は車に乗り込むと、カーナビに住所らしきものを打ち込み移動を開始した。

調査員たちも、後に続く。

 

対象者は40分ほど移動したところで、とあるマンションの前に停車した。

 

調査員たちは、じっとカメラを構える。

 

このマンションから出てくるのは、上司なのか女性なのか?

上司であれば、調査終了。

女性であれば、広島出張。

 

5分程して、一人の人物が出てきた。

 

マンションから出てきた人物。

それは女性。

 

この瞬間、調査員たちの広島行きが決定した。

 

その女性は、車のトランクに荷物を積み込み、助手席に乗り込んだ。

 

早速、依頼者に電話で報告、依頼者はがっかりした様子で、よろしくお願いしますと調査員に言った。

 

女性を乗せた対象者の車と調査員たちは、一路広島県へ向かう。

 

道中、調査員は、女性がトランクに荷物を積む際に、顔の撮影に成功していたので、

その撮影した女性の顔画像を依頼者にメールで送信した。

すると、受信したであろうと同時に依頼者から電話が鳴った。

 

調査員「画像届きましたでしょうか?」

依頼者「・・・」

調査員「もしもし?」

依頼者「・・・・・」

 

どうやら電話口で泣いているようだった。

 

調査員「大丈夫ですか?」

依頼者「はい・・大丈夫です。」

調査員「辛いでしょうが、気をしっかりと持ってください。」

依頼者「ありがとうございます。実は・・・」

調査員「はい、どうかしましたか?」

依頼者「この女性、私の友人のK子です。」

調査員「・・・!?」

依頼者「私、どうしたらいいでしょうか?」

調査員「今は、まず冷静になってください。今後どうするかは、調査終了後に一緒に考えましょう。しっかりと証拠を撮ってきますので、今はあまり考えずに・・・」

 

自分の旦那の浮気相手が仲の良い友人K子だった・・・。

調査員は、この事実を他の調査員たちに伝え、何があっても証拠を押さえると誓いあった。

 

広島県までの道のりは、約800キロメートル、時間にして約10時間。

途中、何度かパーキングエリアに立ち寄るが、食事とトイレを済ませるだけ。

 

午前11頃に出発した一行は、午後9時には広島県にいた。

 

午後9時30分、対象者とK子は、「広島駅」周辺に所在するホテルにチェックイン。

701号室に入っていった。

 

調査員たちも、すぐさま2人と同じホテルで宿泊の手続き、

運命なのか、2人の入った部屋701号室の隣の部屋702号室と

701号室の向かいの部屋715号室が空いていたので、調査員たちは、この2部屋に宿泊する。

 

対象者とK子が宿泊している部屋の向かいの部屋715号室には、カメラを仕掛ける。

ドアに付いているドアスコープをはずし、ドアスコープタイプのカメラを設置する。

このカメラをテレビと接続することで、テレビ画面で701号室のドアが常に監視することが可能になる。

もちろん録画も可能。

 

702号室は調査員の仮眠部屋として使用する。

壁が薄いホテルだと隣の2人の会話内容を録音することが可能だが、このホテルでは2人の声が微かに聞こえてくる程度で、録音は不可能だった。

 

調査員たちはそれぞれの持ち場につく。

1名は705号室でテレビ画面を見ながら監視。

1名はホテルの駐車場にて、車の中で仮眠。

1名は702号室にて、2人の声を微かに聞きながら仮眠。

 

 

午後11時、服を着替えた対象者とK子が部屋から出てきた。

715号室で監視していた調査員から他の調査員たちに連絡が入る。

 

715号室で監視していた調査員が対象者とK子と同じエレベーターで下に降り、

702号室で仮眠していた調査員は、別のエレベーターで下に降りる。

車で待機していた調査員は、臨機応変に対応できるように準備する。

 

ホテルより出た対象者とK子は、徒歩で移動。

近くの商店街に所在する広島焼きのお店に入った。

 

調査員たちは、店の外で待機。

あたりはソースの焦げた何とも言えない匂いが漂っていて、お腹を空かせた調査員たちには、たまらない匂いだった。

 

1時間ほどで、対象者とK子は店より出て、ホテルへと足早に戻っていった。

 

ホテルに入る瞬間、エレベーターに乗る瞬間を撮影した調査員は、

対象者とK子が部屋に入るまで1階のロビーで待っていた。

 

本来なら部屋に入る瞬間の撮影が一番重要なので、同じエレベーターに乗り、部屋に入る瞬間を撮影しなければならないが、今回は705号室に設置してあるドアスコープカメラが撮影をしてくれている。力強い味方だ。

 

この後、調査員たちは1時間半のサイクルで持ち場を交代しながら仮眠を取る。

 

 

5月5日 (依頼者と対象者の結婚記念日 及び 対象者の誕生日)

 

この日、朝8時に部屋から出てきた対象者とK子はホテルにて朝食を採った。

ホテルの朝食は、ビュッフェ方式で2人は、サラダやスープ、焼きたてのオムレツなどをお皿に盛りつけテーブルに着いた。

 

すると、K子が珈琲カップを片手に、

「誕生日おめでとう!」

と言い、対象者と珈琲カップで乾杯をした。

 

この瞬間もバッチリ撮影済み。

ベストショットが撮影できたこともあり、調査員たちは、一旦カメラを置き、ここぞとばかりにひたすら食べ続けた。

 

 

朝食後、部屋に戻った2人は、再度眠りについたのか、すぐには出てこず、午後1時になってようやく部屋から出てきた。

 

ホテルから出た2人は車に乗り込み、移動を開始する。

車は南西方向に向かっているので、調査員は、地図を広げ、行き先を予測する。

 

この先、南西方向にあるのは・・・日本三景のひとつ宮島

 

予想通り、1時間ほど走ると宮島へと運んでくれるフェリー乗り場に到着、ゴールデンウィークということもあり、とても混雑していたが、対象者たちはフェリー乗り場で1時間ほど待機し、フェリーに乗船した。

フェリーの上では、対象者とK子は手をつないだり、腕を組んだりと、まるで新婚夫婦のように振る舞っていた。

調査員は、船酔いを我慢しながら撮影に力を入れる。フェリーみたいな大きな船なのに船酔いをするほど、船は苦手だった。

 

宮島についた2人はどこかに立ち寄ることもなく世界遺産の厳島神社へ向かった。

厳島神社に着いた対象者とK子は、ゆっくりと観光を楽しみ、お揃いのお守りを購入した。もちろん調査員もお揃いのお守りを購入した。

このお守りは、要望があれば依頼者に渡す為である。

 

観光を終えた対象者とK子は、往路を戻り、昨晩宿泊したホテルに戻った。

ホテルに戻った2人は、数分後部屋より出、徒歩で移動を開始する。

 

2人が向かった先は、夜景の見えるお洒落なレストラン。

どうやらK子が予約をしていたようで、K子が受付の人と話をして、2人は店内に案内されていった。

 

調査員は1名を現場に残し、2名は一旦ホテルへ戻りスーツに着替え、再度、レストランへ向かう。

スーツに着替えた調査員2名で、レストランに入り、できるだけ対象者とK子に近い席に案内してもらった。

 

既に食事を始めている2人を監視しながら、調査員たちも食事を注文する。

 

対象者とK子はフランス産の赤ワインをボトルで注文、コース料理をナイフとフォークを上手に使いながら、食べていた。

 

調査員たちが注文を終えたころには、2人のワインボトルも半分くらいになっていて、

お酒がまわってきたのか、2人の声量が少し大きくなってきていた。

 

K子  「○○子、何してるだろうね。」(○○子とは依頼者のこと)

対象者 「さぁね。友達と遊びに行ってるんじゃない?」

K子  「それはないと思うよ。それだったらまず私にLINEすると思うし。」

対象者 「毎年、旅行に行ってる時期だし、俺の誕生日だから、友達に連絡しにくいのだろうな。きっと家でのんびりしてるさ。てっゆうか、俺に誕生日おめでとうのLINEもないし。」

K子  「今年は私と旅行に来てくれてありがとうね。来年もお願いします(笑)」

 

調査員は、このような状況に一般の人たちよりは慣れているつもりだが、正直、

吐きそうなほど胸やけがする。(船酔いではありません。)

 

いつも冷静な調査員でも、イライラする。

震える手をじっと押さえカメラに証拠を押さえていく。

 

食事を終えた対象者とK子は、どこかに立ち寄ることもなく、手をつなぎながら

ホテルの部屋へと戻っていった。

 

 

5月6日 調査最終日

 

この日も対象者とK子は朝8時頃、朝食を採る為、ホテルのレストランにやってきた。

 

朝食を終えた2人は、部屋に戻り、10時頃にチェックアウトを終え、車に乗り込み、

東京方面へ向かった。

高速道路に入った2人の車は、ひとつ目のサービスエリアに立ち寄り、

軽食を購入、お土産売り場で、足を止めた。

調査員もそばで、立ち止まる。

 

K子  「○○子にお土産買っていったら?」

対象者 「仕事って言ってあるからいらないだろ。」

K子  「え~。いるでしょ~。これにしなよ!」

K子  「“もみじまんじゅう”!!私が買ってあげるね!」

対象者 「しょうがねえなぁ~」

 

と“もみじまんじゅう”を1つK子が購入した・・・。

 

 

午後9時過ぎ、一行は東京に到着、途中何度か、トイレ休憩に立ち寄ったが、それ以外は寄り道もせずに帰ってきた。

東京についた対象者とK子は真っ直ぐK子のマンションに行き、車内で挨拶を交わし別れた。

その後、対象者は自宅へと戻っていった・・・。

 

 

2日後、何か吹っ切れたような面持ちで、依頼者は事務所へとやってきた。

調査報告書のページをゆっくりとめくりながら、時間が流れてゆく。

事務所内は静かで、この空間だけ別世界に飛ばされたような感覚になった。

調査報告書を読み終えた依頼者は、鞄からハンカチを出し、涙をぬぐった。

 

依頼者「今回は本当にありがとうございました。広島から帰ってきた主人は、さっきまで浮気していたとは、思えないほど普段通りで、びっくりしました。呆れて開いた口が塞がらないとはこのことだと思いました。」

調査員「そうでしたか。」

依頼者「いくつか質問してもいいですか?」

調査員「どうぞ」

依頼者「私が主人から貰ったお土産の“もみじまんじゅう”は調査報告書にあったK子が買ったものですか?」

調査員「そうです。」

依頼者「そうですか・・・。厳島神社で買ったお揃いのお守りはどんな物でしたか?」

調査員「実際に買った物と同じものがありますが、見ますか?」

依頼者「はい、見ます。」

調査員「どうぞ」

依頼者「これ、いただけませんでしょうか?」

調査員「いいですよ。差し上げます。」

依頼者「あと、調査報告書にある写真をデータでいただくことは可能でしょうか?」

調査員「かしこまりました。すぐに用意します。」

依頼者「ありがとうございます。」

 

 

依頼者は、調査報告書と写真データ、それに対象者とK子とお揃いのお守りを持って帰って行った。

 

 

あれから3週間ほど過ぎた5月末、事務所に小包が届いた。

印鑑を押し、宅配業者から小包を受け取った調査員は、小包を開けた。

中には封筒に入った手紙とフォトブックが1冊。

 

 

手紙の内容

 

拝啓

 

探偵事務所の皆様

お元気ですか?その節はお世話になりました。○○ ○○子です。

私は今、実家に帰って生活をしています。

主人には体調が良くないので実家に帰るとだけ告げています。

 

皆様には、本当にお世話になり、感謝しております。

報告していただいた際に頂戴しました浮気調査の写真データでフォトブックを作成しました。

悪趣味ではありますが、記念に贈らせていただきます。

ちなみに、私のお気に入りのページは、2人が珈琲カップで乾杯しているページです。

2人の顔がなんとも、間抜けに見えて(笑)

 

これが、探偵事務所のみなさんに届くころには、主人にもK子にも主人の実家にも届いていると思います。

 

主人には、お揃いのお守りを添えて、

K子には“もみじまんじゅう”を添えて送りました。

 

この先、どうなるかはわかりませんが、自分の人生は1度しかないのですから、後悔しないように、生きていきたいと思います。

本当にお世話になりました。

また、いつの日かお会いできることを楽しみにしております。

 

敬具

ポアロちゃんの相談室#6


婚約破棄した彼女と

その浮気相手に慰謝料請求したい

 

 

poaro

 

 

 

 

 

 

(ポアロちゃん)

 

 

今回の相談者は男性の方。

 

相談者「1年ほど交際して、結婚の約束をし、婚約指輪も渡し、結納金も渡し、

結婚式場の申し込み費用も払ったんですけど、

同居して3カ月で彼女が出ていって・・・

しかも、彼女、会社の同僚(男)の家に通っているみたいなんです」

 

ポアロ

 

「不当に破棄された婚約は不法行為で債務不履行だから、

損害賠償請求と慰謝料請求も可能だよ。

婚約期間はどのくらい?」

 

相談者「3カ月ぐらいです」

 

ポアロ

「婚約期間が短いと、彼女に請求できる慰謝料は100万~150万ぐらいかな。

損害賠償請求として指輪代、結納金、結婚式場の申し込み費用、

その他の結婚に係る費用は全て請求できるよ」

 

相談者「彼女の浮気相手にも慰謝料を請求したいです」

 

ポアロ

「浮気相手に対しての慰謝料は判例では、30万ぐらいだよ。

婚約破棄の責任は婚約者の女性にあり、男性自身の責任は少ないという

判例が出ているんだ。ここが、「結婚してる」とこと一番の相違点かな」

 

相談者「もちろん証拠は必要ですよね?」

 

ポアロ

「そうだね。婚約破棄に関して、

相手に100%非があることを証明しないと、

慰謝料の額が下がってしまうよ」

 

相談者「そうですよね。

本当にもう急な事なので、頭の中が真っ白です。」

 

ポアロ

「気持ちはわかるよ。

浮気されていることを知ったら、冷静でいられることは少ないよ。

まだ、結婚する前に気付けて良かったと、前向きに考えるべきだよ。

子供が生まれて、家庭が出来てから、相手の浮気を知って別れるとなると、

もっと悩むよ。子供のこともあるしね。

それに、子供が実際に自分の子でない可能性も出てくる。

結婚する前の相手の信用調査(行動調査)は、

結婚後の生活を考えたら必要だよ」

 

相談者「そうですね。そう考えると、気持ちも楽になります。

がんばって、新しい相手を見つけます。」

 

 

 

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ポアロちゃん相談室#5


夫の浮気相手から慰謝料を取りたい

 

poaro

 

 

 

 

 

 

(ポアロちゃん)

 

相談者「夫がもう3年以上愛人と不倫関係をしています。

なんとか、愛人から慰謝料を取りたいんです。」

 

ポアロ

 

「まずは、不貞の証拠だね。

肉体関係が継続して行われていた証拠を取らなければいけない。」

 

相談者「メールがあります。」

 

ポアロ

 

「メールには、肉体関係を示唆する文面がある?」

 

相談者「若干、あります。」

 

ポアロ

「それなら、メールでも慰謝料を取れるよ。

それだけで心配ならホテルの出入りなどの証拠を取ることをすすめる。

内容が弱い場合、そのメールで夫か愛人が肉体関係を認めれば、

慰謝料を請求通りに取れるけど、認めなかった場合、

減額や最悪、慰謝料を取れないことも有り得るよ。」

 

相談者「そうですか、慰謝料ってどれくらい取れますか?」

 

ポアロ

「通常は200万前後が相場かな。

離婚をする、しない、によっても金額は異なるし、

配偶者が交際に積極的だった場合などは、減額される可能性はあるよ。」

 

相談者「裁判した場合ですか?」

 

ポアロ

「そうだね、裁判になると、慰謝料の額はいろんな理由により、

減額される可能性はある。

だから、最初の慰謝料請求額は500万前後を請求するべきだよ。

相手に地位や名誉がある場合、示談交渉で払う場合もあるしね。」

 

相談者「裁判までいかないときも、あるんですね?」

 

ポアロ

証拠さえ確実に揃っていれば、行かない場合もあるよ。

そっちの方が貴女にとってもいいよ。

裁判まで行くと長くなるし、心理的・体力的にも負担が大きい。

話合いで決着つけた方がいいよ。」

 

相談者「まずは、どうすればいいですか?」

 

ポアロ

「まずは、証拠。

証拠をとったら、慰謝料請求。

まずは、はがきでもいい。相手が応じない場合は、内容証明を送る。

もちろん、いきなり内容証明でもいい。

この段階で、いきなり相手を訪ねて、和解契約書を書かせるのもいい。」

 

相談者「和解契約者?」

 

ポアロ

「そう、愛人が犯した不法行為に対し、示談金(慰謝料)を払い、

今後はお互いに債権債務はないこと記すんだ。

この、いきなり突撃は効果が高い。

相手に考える暇を与えず、こちらのいい値で示談をまとめてしまうんだ。

ただ、ここであまり高い値を慰謝料に設定してしまうと、

後々の、裁判で取り消されてしまうんだ。」

 

相談者「そうなんですか?」

 

ポアロ

「1000万払うと書いて、相手に署名捺印してもらっても、

これは、心理留保っていって民法の規定にあり、

意思の不存在(意思の欠缺)の一種とされ無効となるんだよ。

相手に考える暇を与えない、というのがこれにあたるんだ。

だからといって、全てが無効になるわけでもなく、

慰謝料の相場の3倍以内なら、認められる判例が出ているんだ。」

 

相談者「5~600万ぐらいですね」

 

ポアロ

 

「そうだね。

これで折り合いがつかなければ、調停、裁判になるって、流れだよ。」

 

相談者「わかりました。今日はありがとうございました。」

 

 

 

 

ポアロちゃんの相談室#4


別居中の夫から慰謝料を取りたい

 

poaro

 

 

 

 

 

 

(ポアロちゃん)

 

相談者 「別居を初めて、もう直ぐ3年が経つんだけど、

女がいると思うから慰謝料請求したいの」

 

ポアロ

 

「それなら、証拠が必要だね。別居の原因は?」

 

相談者 「勝手に出て行ったのよ。それに3年経つと、不法行為の時効でしょう?

慰謝料請求するなら早くしないと思って・・・」

 

ポアロ

「時効については大丈夫だよ。不法行為の相手を知ったときから3年だし、

損害を受けた時から3年、不貞行為の慰謝料は、

この損害が発生したときは、離婚時という、判例だよ」

 

相談者「なら焦る必要はないのかな・・」

 

ポアロ

「そうでもないよ。

3年ぐらい経つと「婚姻関係が破綻」していると裁判で認められやすくなる。

もし仮に、今すぐに、相手(夫)から、離婚請求されたら認められる可能性は高いよ」

 

相談者「そうなの???」

 

ポアロ

「今は、夫が浮気している証拠が何ひとつ無いからね。

現状は、有責配偶者にならないね」

 

相談者「有責配偶者?」

 

ポアロ

「不貞を行った配偶者のことだよ。自ら婚姻を破綻させておいて、

離婚を請求するなんて信義則に反して許されないんだよ。

だから、今のうち不貞の証拠を取っといたほうがいいよ」

 

相談者「逆にのんびりしてる場合じゃないのね」

 

ポアロ

「そうだよ、離婚をするにせよ、しないにせよ、

放置してることが、一番危険だよ。

ことが(離婚請求されてから)起こってから、

証拠を取る為、探偵に依頼すると大変だよ。

相手も警戒するし、その間だけ会わないかもしれない

それに・・

 

相談者「それに?」

 

ポアロ

「3年以上経つと、相手は既に婚姻関係は破綻してたと、言い出しかねない。

そうすると、裁判になった場合は、夫から慰謝料は取れるけど、

浮気相手からは、慰謝料を取れるかどうか難しくなるよ。

だから、女がいると思うなら、

別居して2年目ぐらいで浮気調査をするべきだったよ。

ただ、まだ3年経ってないからね、大丈夫だと思うよ。

後は、離婚するかどうかで女から取れるかどうかは、変わって来るよ」

 

相談者「離婚しなかったら?」

 

ポアロ

「まあ、取れて50万~150万ぐらいだね」

 

相談者「そうですか。とりあえずは、浮気の証拠だけでも取っときます。」

 

 

J.P.Aグループ

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探偵小説 ケース3 「嘘をつく妻」


探偵小説 ケース3「嘘をつく妻」

 

春の訪れを感じさせるような暖かい日の午後。

調査員は、家族と共に都内にある公園へ散歩に出かけていた。

そこで、いつものように携帯電話が鳴る。

03で始まるその番号に見覚えはなく、どうせ何かの営業電話だろうと思いながら、電話に出た。

 

「お忙しいところ大変申し訳ございません。私、株式会社△△△の○○と申します。」(男性の声)

 

いつもの営業電話のお決まりのセリフ。

公園での楽しいひとときに一刻も早く戻ろうとする為、調査員は口早に

 

「何の営業ですか?」

 

すると、電話口で

 

「え?申し訳ございません。営業電話ではないのです。ご相談があってお電話させていただきました。」(男性の声)

 

完全に調査員の勘違いであった。先入観・・・。探偵失格である。

調査員は、公園の一角で電話を片手にペコペコと頭を下げていた・・・。

 

 

2日後、依頼者がオフィスにやってきた。

男性は40代後半。仕事は大手広告代理店の管理職。

(仕事の癖で営業電話の様に電話をしてしまったらしい。)

 

依頼内容は妻の浮気調査。

 

依頼者の話では、

 

 

「浮気をしている可能性は低いと思うが、心配事を抱えたままでは、仕事も中途半端になってしまうので、安心を買うために調査を依頼したい。

2ヶ月前くらいから妻が週に2回ほど、午後6時頃から午後11時頃まで出かけるようになったんです。理由は女子会。近所のママ友同士で女子会を開いては、旦那や子供の愚痴を言い合って、日ごろのストレスを発散しているらしいんです。

別に女子会がダメだとかではなく、怪しいのは下着と服装なんです。

だんだんと妻の下着が派手になってきたのと、服装の趣味が以前と比べて変わったから、妻に聞いてみたら、「男なのに細かいね」と言われました。

それ以来、細かい事を言うのはやめましたが、どうも気になって。

浮気を疑う理由には全然ならないと思いますが、やっぱり安心したいので、調査をお願いしに来ました。」

 

 

調査員の経験上、妻の浮気調査で「女子会」+「下着」+「服装の変化」は8割がクロ。

ただ、依頼者を不安にさせない為にも、このデータは伏せておくことにした。

 

2時間ほど、依頼者からの情報提供を受け、契約書の作成、依頼者との作戦会議をしたあと、

調査員はいつも通り「お任せください!」と力強く言った。

すると依頼者が手を出し、笑顔で握手を求めてきたので、調査員もそれに応じ、依頼者としっかりと握手を交わし、別れた。

 

 

(以下、妻を対象者と記す。)

対象者の予定は前日に判明するらしいので、調査日は急にやってくる。

対象者が、

「明日の夜、女子会だからね~。ご飯は作っておくから温めて食べてよ~。」

と依頼者に言う。

すると依頼者から調査員の携帯電話にメールがくる。

「明日女子会」

暗号でも何でもない。シンプルでわかりやすい。

 

 

浮気調査当日

 

 

午後5時半、調査員は、対象者自宅周辺で張込みを開始した。

依頼者からの情報では、自宅マンションを出た後、駅前までバスで移動し、女子会のメンバーと待ち合わせた後、駅周辺の居酒屋に行く。

これが、女子会の場合の予定。

もし、浮気をしていた場合は、この予定が全て嘘になるので、動きは全く読めない。

調査員は、何事にも柔軟に対応出来るように、頭の中にスペースを作っていく。

 

張込みを開始してから25分ほどしたころ、対象者が自宅マンションから出てきた。

依頼者から預かっていた対象者の写真には42歳の対象者が笑顔で写っていたが、実際に実物を見ると、35歳くらいに見えた。

対象者はマンションから出ると、走ってバス停に向かった。

マンションの出入口からバス停までは、走ると1分もかからない。

バス停は大通りに出たところにあり、調査員は走りながらよく見るとバスがバス停に停車しているのが見えた。

対象者はあのバスに乗車するつもりらしい。。。

調査員も必至に走って、何とか同じバスに乗ることができた。

バスの中では、対象者と調査員だけが、肩で息をしている。

7分でバスは駅前に到着。

バス降車場に、対象者と同年代の女性達が集まっていた。

人数は5人。

5人は、バスから下車しようとしている対象者に手を振っている。

対象者も車内から手を振りかえしている。

調査員は、なぜかホッとしながら、依頼者と握手した時の光景を思い出していた。

依頼者の予想通り、ただの女子会の可能性が高いかも・・・。

合流した6人の女子会メンバーは、駅前の居酒屋に入っていった。

 

調査員もほどなくして店内に潜入する。居酒屋は空いていて自由に席が選べそうだったので、調査員は、女子会の会話が聞こえそうな席を選び、店員に

「あそこ、いいですか?」と尋ね、案内を受けた。

 

この居酒屋は焼酎のボトルがキープできるシステムで、女子会メンバーのテーブルにもキープボトルがあった。それぞれが好きな物で焼酎を割って、お酒の場を楽しんでいた。

 

調査員は、いつも通りノンアルコールビールを注文した。調査で居酒屋に入った時はいつもこれである。

ノンアルコールビールを飲みながら女子会の会話に耳を傾ける。

女子会では、主に50代前半の女性が中心になって話をしていた。

 

「今日も旦那がさぁ~、ここに来る前に一言嫌みを言ってきたけど、無視したわよ。何が女子会だ!って言うけど、自分もゴルフや麻雀ばかりで家にほとんど居ないくせに、たまに早く帰ってきた日が女子会だってだけで、嫌み言うんだからムカつくよね。もっと残業してこいって話よ!給料が上がらないのは、会社の業績が悪いからって言うけど、お前はその会社の一員だろ!お前が会社の業績を上げないから、ずっと安月給なんだろが!会社のせいにして、会社がかわいそうだわ!」

 

女子会一同「わかるぅ~~~~~~~~」

 

調査員は、傾けていた耳を少しずつ塞ぎはじめた・・・。

 

延々と似たような会話が続いた後、揃って、居酒屋を出、

「またね~。」

「また連絡するね~。」

と笑顔で挨拶を交わし、女子会は解散、それぞれが帰路に就いた。

対象者もまっすぐバス停に向かい、バスに乗車。

自宅マンションへと帰って行った。

 

 

翌日、調査員は依頼者に調査の一部始終を報告。

オフィスに入ってきた時は、依頼者の顔が緊張のあまり強張っていたが、

報告が進むにつれて、いつもの優しい顔に戻っていった。

 

「報告ありがとうございます。調査、本当にお疲れ様でした。昨日は浮気をしていない事がわかってホッとしています。安心しました。実は、昨日妻が帰ってきて少し会話をしたのですが、明後日も女子会だというのですが、本当でしょうか?」

 

調査過程で明後日の女子会に関する情報は一切なかった。

調査員と依頼者の間に、若干の沈黙が続いた後、その日、依頼者は明後日の調査もお願いしますと言い残し帰って行った。

 

 

浮気調査 2日目

 

 

この日も前回同様、午後5時半、調査員は張込みを開始する。

前回と違って、午後5時40分ころに対象者は出てきた。前回と違うのは時間だけではなく、服装・化粧も若干ではあるが、違っているように見えた。

ゆっくりとバス停まで歩き、バスに乗車。

7分後、バスは駅前に到着、降車場に女子会のメンバーの姿は・・・ない。

 

対象者はバスを降りると、駅へと向かう。バスでは、カード類(スイカやパスモなど)を使って運賃の支払いをしていたが、駅では、券売機に現金160円を入れ、切符を購入した。

 

調査員は、この時点でがっくりと肩を落とす。このパターンは真っクロのパターン。どこかでこの対象者だけは、シロであってほしいと思っていたから、残念でならない。依頼者と握手した手を見つめながら、いつも以上に冷静になっていく自分に気付いた。

 

対象者は3駅先の駅で下車、自動改札に切符を入れ通過し、駅構内を出た先のロータリーに向かう。

ロータリーには、白色の車が止まっていた。

対象者は運転手と軽く挨拶を交わし、助手席に乗り込んだ。

 

車種は、ト○タ プ○ウス

ナンバーは、△△330 ね02-2△

 

駅前のタクシー乗り場にはタクシーが1台だけ。

その最後のタクシーに今にも乗り込もうとしている男性がいる。

調査員は、走ってタクシー乗り場に行き、あれやこれやと男性に話をし、タクシーを譲ってもらうことに成功。タクシー運転手には事情を説明し、調査に協力してもらえる事になった。

 

調査過程でタクシーを使う事はあるが、調査に協力をしてくれない運転手は結構いる。

車での尾行は難易度が高い。車には、ルームミラーやサイドミラーがあり、常に対象者の視界に入りながらの尾行になるからである。

対象者によっては、信号無視や、逆走を平気でする対象者も中にはいるし、一般的な対象者でも、黄色信号で交差点を通過する対象者は多く、尾行しているこっちが交差点を通過する時には、赤信号になっている。だが、ここで行かないと見失うことになる。

タクシー運転手が嫌うのも無理はない。

ただ、稀に調査にノリノリ?な運転手もいる。あたかもその時だけ、自分も探偵になったかのように、自分の想像している探偵になりきり尾行する。これはこれで、対象者に尾行している事がばれてしまう可能性がある。私達の理想のタクシー運転手は何も聞かずに、ごく自然体で運転・尾行をしてくれる運転手。だが今回は、ノリノリ系だった・・・。

 

 

尾行をしながら、運転手が調査員に話かけてくる。

 

「これは、やっぱり浮気調査ですか?」

「あっ!守秘義務があるから答えれませんね。」

「大変ですね~」

「でも、任せてください!尾行はお手の物です!」

「口も堅いですから。」

 

調査員は、色々と心配になってきた・・・。

道中、素人探偵丸出しの尾行を繰り返しながら、20分ほど走り、対象者達はレストランの駐車場に入った。

タクシーも駐車場に入ろうとしたので、調査員は、必死に阻止し、手前で停止させ、5000円を手渡した。

 

「調査にご協力いただきまして、ありがとうございました。おかげさまで追うことができました。おつりと領収書は結構です。また機会があったらお願いします。」

 

と、お礼を述べ、下車した。

調査員は特別、神様を信じていないが、何となく神様にお礼を言いたくなった・・・。

 

駐車場内では、運転手と対象者も車から降りようとしていた。

調査員は、運転席側にビデオカメラのピントを合わし、下りてくるのを待った。

背後から視線を感じたが、恐らく、先程のタクシー運転手が興味本位に見ているのだろうと無視した。

 

運転席から降りてきたのは男性。

推定年齢は30歳前後。

髪は黒髪・短髪。

服装はビジネススーツに革靴。

気になる顔は・・・。普通・・・。

どちらかと言うと、依頼者の方が爽やかで男前に思える。

 

調査員は、男性と対象者の顔を交互に撮影した後も、レストランに入っていく2人の後姿を撮影し続けた。

2人がレストランに入ったその時、調査員の背後から「プップッ」とクラクションがなる。

調査員は振り返り、引きつった笑顔で再度、素人探偵に別れを告げた。

 

レストラン店内での様子は、正直なところ依頼者に報告するには気が引けるほど、仲が良く、まるで学生時代にタイムスリップしたかのような2人だった。

 

“お互いにあーん”とか・・・

“テーブルの下で手を握ったり”とか・・・

 

2人が、浮気を満喫している間に、調査員達は、この後の調査準備にとりかかる。

本部から車とバイクが運ばれ、それぞれが配置につき、白色のプ○ウスをロックオンする。

 

レストランを出た2人は、国道○号線を、対象者の自宅とは反対の方向に進んでいく。

その先はこの辺りでも有名なホテル街・・・。

調査員のハンドルを持つ手に力が入る。

 

相手に気付かれないように、車とバイクが連携しながら、尾行・撮影を進めていく。

数分後、白色のプ○ウスは、ネオンが眩しいホテルの駐車場へ・・・。

車から降りた2人は、腕を組みながら、ホテルの中に入り、部屋を選ぶ。

この熱々な2人の行動を、いたって冷静な調査員が、一部始終カメラにおさめていく。

 

 

2人がホテルに入って、1時間半が経過した頃、熱々な2人が出てきた。

2人は車に乗り込み移動を開始する。白色のプ○ウスは来た道を戻り、対象者を乗せた駅前のロータリーに停車、2人は車内で、熱い挨拶を交わし、別れた。

 

 

調査員達は、いつもの浮気調査どおりに、対象者の尾行から男性の尾行に調査を移行させる。

今後、依頼者がこの男性に慰謝料を請求する際、内容証明書の郵送や、民事訴訟を起こすのに住所・氏名は必要になる。

男性は、対象者と別れた駅から、1時間ほど移動した閑静な住宅街にある戸建の駐車場に車を駐車させた。

車から下りた男性は、自ら玄関の鍵を開け、住宅内に入っていく。

玄関からは、子供たちの声が聞こえてきた。

 

「パパ~、おかえり~」

 

調査員は、冷静に撮影を続ける。

 

住宅玄関にかかっている手作りの表札には

 

○○ ○○(男性の名前)

○○(男性の妻の名前)

○○○(男性の長男の名前)

○○○(男性の長女の名前)

 

と、家族たちの名前が記載されていた・・・。

 

 

後日、オフィスにて依頼者への報告が行われ、今後の対応などアドバイスをした。

今回の案件は、ただの不倫ではなく、ダブル不倫・・・。

相手の男性にも、家族がある・・・。

この事が公になれば、男性側の家族も壊れるかもしれない・・・。

依頼者はうつむき考え込む。

どうすれば、一番いいのか・・・。

これまでの案件で、ダブル不倫のケースは結構多く、調査員は、様々な結末を見てきた。

今回の依頼者にも、数々の結末の事例をはなし、よく考えてからでも遅くはないとアドバイスをし、報告を終了した。

 

 

3日後、依頼者から電話が鳴る。

 

「いろいろ考えたが、自分の人生は1回しかないので、やっぱり後悔したくありません。相手の家族、特に子供たちの事を考えると、気が重いですが、しっかりと自分のしたことの責任を取ってもらおうと思います。ですので、弁護士を紹介して下さい。お願いします。」

 

 

調査員は、依頼者に弁護士の連絡先を伝え、受話器を置いた。

調査員は思った。

依頼者は、何も悪くない。むしろ被害者である。なのに、他人の家族の心配までし、責任すら感じている。初めて会ったときに握手した手を、眺めながら、依頼者の幸せを切に願った。

 

その後、特に依頼者からも弁護士からも連絡はない。特に弁護士から連絡がない時は、希望通りの慰謝料が取れ、依頼者がスムーズに再出発が出来たというである。

 

 

あれから1年、

 

 

調査員は、家族と共に都内にある公園へ散歩に出かけていた。

芝生の上に寝転がりながら、子供と犬と戯れていた時、一人の人物が調査員の視界に入ってきた。

あの時の男性・・・。と男性の家族たち。

依頼者は、離婚し、再出発をしたそうだが、相手の男性は離婚せずにすんだのか?

 

調査員は、子供たちと楽しそうに遊ぶ男性を眺めていた・・・。

 

hy東京探偵事務所