上京した娘の行動調査
ご依頼者様は、地方に住む50代の女性(母親)。
春に娘が東京の大学に進学し、念願だった一人暮らしをスタート。
学業にも真面目に取り組んでおり、進学先の大学にも毎日通っていることは確認済み。
それでも、母親の直感はざわついていました。
「ちゃんと大学には行っているみたいなんです。でも、電話の声が少し違うというか…元気そうなのに、どこか心が遠い感じがして。」
少し派手な服装で写るSNSの写真、深夜に更新されるストーリー、不自然な既読無視・・・。
不安な気持ちが積み重なり、ご依頼に至りました。
■ 調査開始
調査は、娘さん(以下、対象者)の大学から帰宅後の行動に焦点を当てて開始しました。
夕方に大学を出たあと、自宅には戻らず、繁華街方面へ直行。
待ち合わせ場所で合流したのは30代前後と見られる男性。
その後、二人は親密な様子で飲食店を訪れ、終電前に男性宅と見られるマンションへ。
翌朝、対象者はマンションから出て大学へ直行し、授業を受けている様子が確認されました。
大学にはしっかり通いながらも、実際の生活は親が知らない「もうひとつの顔」を持っていたのです。
■ 継続調査で明らかになったこと
・授業出席、大学通学に問題はなし(真面目に通学)
・帰宅後や休日は繁華街に出向き、複数の男性と接触
・SNS上では“モデル活動”と称し、紹介制の会員ラウンジで働いていた
・年上男性との交際、宿泊の様子も複数回確認
・高価な私物や外食が目立ち、生活費とは別の金銭の出所が疑われる状況
■ ご依頼者様の決断
事実を知ったご依頼者様は、娘が「大学に真面目に通っている」という表面だけを信じていた自分を静かに見つめ直されました。
「きっと、娘は私に心配をかけたくなかったんだと思います。
でも、あの子が本当に困る前に気づけてよかった。あの子を責めてもしょうがない。これからはしっかりと支えていこうと思います。」
その後、ご依頼者様は娘さんと話し合いの場を持ち、大学生活は継続しながらも、今後の生活スタイルについて具体的に見直すことになったそうです。
「大学に通っている=安心」とは限りません。
一人暮らしという自由の中で、目に見えない変化が少しずつ大きな問題へ発展していくこともあります。
hy東京探偵事務所では、若い方への配慮を大切にしながら、ご家族に寄り添った調査を行っています。
“信じる”ことと“確認する”ことは、矛盾しません。
大切な家族を守るために、真実を知るという選択肢があります。
(掲載許可いただいております。)