探偵選びに失敗しない為の5項目

探偵選びに失敗しない為の5項目

1,ステルスマーケティングを見破る

「ステルスマーケティング」とは、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすることをいいます。
簡単に言うと「クチコミサイト」や「ランキングサイト」の事です。

 

専門で扱っている業者もあれば、個人のアフェリエイターが行っている事もあります。
掲載企業から報酬をもらい、「クチコミサイト」や「ランキングサイト」に掲載する仕組みです。

 

現在、インターネット上では多くのステルスマーケティングが存在しています。

「クチコミサイト」や「ランキングサイト」のほとんどがステルスマーケティングです。

 

最近では、「クチコミサイト」を利用し、他社のクチコミを悪く書く悪質な手法も存在しています。

 

一般消費者がこのようなステルスマーケティングを見破るのは困難な事かもしれませんが、できる限り疑ってみてください。

 

ステルスマーケティングによる被害の増加に伴い、日本弁護士連合会が、2017年2月に「ステルスマーケティングの規制に関する意見書」を取りまとめ、消費者庁長官へ提出しました。

 

これを受けて、令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となりました。

それでも、まだ継続してステルスマーケティングが行われています。

 

一番の解決策は、ステルスマーケティングが無くなることですが、それまでは一般消費者がステルスマーケティングを見破る力を身に付けるしかありません。

2,成功報酬の定義を確認する

「成功報酬」の成功とは、一般的には調査員のミスがなく、調査がうまくいったら成功としている探偵事務所がほとんどです。

「証拠が撮れなかったら0円」とか「結果がでなかったら0円」などを目にしますが、しっかりと成功の定義を確認しましょう。

 

「証拠写真が撮れていなくても成功?」
「浮気をしていなくても成功?」
「どうなれば成功じゃないのか?」

しっかりと確認しましょう。

 

他社で「証拠が撮れなかったら0円」の契約だったのに、費用を請求された。とのご相談が相次いでいます。

 

3,経費込みの詳細を確認する

「経費込み」の契約の場合、経費全てが込みなのか、それとも込みにならない経費があるのか。
契約前に確認しましょう。

 

調査には必ず経費が掛かります。

対象者が自宅や会社から出て、移動を始めた場合、張込みに使用していた車は近くのコインパーキングに駐車します。
車は調査終了まで駐車場に停めたまま。

都心部だと場合によっては5,000円を越えることもあります。
対象者がタクシーに乗ったら、調査員もタクシーを利用し、尾行します。
タクシー代も5,000円を超えるケースは多々あります。

 

対象者がテーマパークに入れば、調査員も入ります。入場料が2名分で20,000円を超えることも。

 

対象者が新幹線に乗って移動することも、よくあることです。

 

このような経費も全て込みなのか?

しっかりと確認しましょう。

4,調査員の能力、人数を知る。

「調査能力」を知るには、実際に調査にあたる担当者と面談をすることが大切です。

 

担当者と話をすれば、その担当者の知識や経験、判断力を読み取ることが出来ると思います。

 

また調査報告書のサンプルを見せてもらうことも大切です。
調査報告書は客観的に記載されているか、裁判で使用できるような調査報告書になっているかを確認しましょう。

 

調査を実施して受け取った調査報告書がひどい場合は、依頼する探偵事務所を変えた方が賢明です。
その為にも、最初から高額な契約は控えましょう。

 

また、調査内容に応じて適正な人数で調査を行うかも大切な確認事項です。

 

実際の調査では、ほとんどのケースで調査員は2名体制で調査が可能です。

車やバイクを使用する調査でも2名体制でしっかりとした調査ができます。

 

ですが、調査員を3名~5名体制と説明し、必要以上の調査員を配置することで高額な費用を請求しているケースが散見されます。

 

さらに悪質な業者の中には「5名で調査します」と言いながら、実際には2名だけで調査を行い、差額を不当に利益としている業者もあります。

このような業者には十分に注意して下さい。

 

もう一度申し上げます。

ほとんどケースで調査員は2名体制で大丈夫です。

 

5,その場で契約せず、相見積もりを取る

時間や手間は掛かるかもしれませんが、見積書を貰い、一度帰りましょう。

 

他の探偵事務所でも同じように見積書を貰い、ご自身の目で何社かを比べることが大切です。

見積書の金額も大切ですが、事務所や担当者の印象も大切です。

 

その事務所と担当者に、調査を任せることができるか。

しっかりと見極めてください。