相見積もりの取り方
探偵事務所に依頼する際、相見積もりを取ることをお勧めしています。
ですが、相見積もりを取る際に、多くの業者から取ることによって、
疲労してしまい、肝心の前に進むことが出来なくなる方がいらっしゃいます。
これでは本末転倒です。
弊社がお勧めする相見積もりの取り方をご紹介させていただきます。
ご参考にして頂けますと幸いです。
✅ 1.まず「調査の条件」を自分の中で整理する
探偵は依頼者からの情報が命です。
相見積もりの精度を上げるために、最低限まとめたい情報は下記になります。
①対象者の基本情報
例:夫(40代、会社員、帰宅時間が不規則、外泊あり、車移動)
②調査の目的
例:不貞行為の証拠を掴みたい(離婚の際に有利にする為)
③希望の調査日・曜日・時間帯
例:金曜夜〜土曜深夜にかけて行動が怪しい
④どんな証拠が欲しいか
例:ホテルの出入り写真/動画/裁判で使える報告書
⑤調査のゴール
例:何回証拠を押さえたら終了か(1回だけ?複数回?)
✅ 2. 【同じ条件】で最低3社に依頼する
* 小規模事務所、大手、地元密着型などタイプを分けるのがポイント。
* 1社だけでは相場がわかりません。
* 2社だと「高い・安い」だけの判断になってしまいます。
* 3社で「それぞれの強み」と「サービスの差」が分かります。
✅ 3. 相談時に伝えるべきこと
✔「同じ条件で複数の探偵社から相見積もりを取っています」
→ 価格のつり上げ防止になります。
✔「見積書は書面(PDFやメール)で欲しい」
→ 調査員の人数、調査時間、車両費、機材費、報告書作成費などの明細をお願いする。
✅ 4. 必ず確認すべき具体的な項目
下記を聞き漏らさないことが大事です。
■ 調査にあたる調査員の人数 | 何人で動く?(多すぎると費用が高くなるだけのケースも)
■ 調査時間 | 何時間分の調査を想定しているか
■ 延長料金 | 時間延長が発生した場合の1時間あたりの追加料金
■ 成功報酬の有無 | 成功報酬型かパック料金か/成功の定義は何か
■ 追加費 | 車両代、機材代、宿泊費などが含まれているか
■ 報告書 | 写真の質・動画の有無・弁護士にも提出できるレベルか
■ キャンセル料 | 調査前日のキャンセル、途中解約の条件
■ アフターフォロー | 調査後の弁護士紹介や相談対応は無料か有料か
✅ 5. 説明のわかりやすさ・担当者の対応も要チェック
見積もり金額が同じでも、
* 対応が早く誠実か
* 専門用語を分かりやすく説明してくれるか
* 不安を煽るような強引な営業をしないか
こういったところで信頼できる探偵かどうかが分かります。
✅ 6. 口頭の話だけで契約しない
探偵業法では書面契約が必須です。
口約束で「大丈夫です」はトラブルのもと。
「調査開始前に必ず書面(契約書&見積書)」をもらいましょう。
✅ 探偵との契約でよくある失敗例
❌ 一番安いところに飛びついて、証拠が撮れなかった
❌ 内訳を聞かず、後で追加料金がかさんだ
❌ 契約を急かされてその場で契約してしまった
❌ 毎日のように営業電話が掛かってきて、面倒になり契約してしまった
→ 「内訳」「追加費用」「証拠の質」「担当者の対応」
これを必ず確認すれば、失敗しません。
🔍 まとめ
✔ 調査条件を整理
✔ 同じ条件で3社から相見積もり
✔ 内訳と追加費用を必ずチェック
✔ 口頭でなく書面で
✔ 対応の誠実さも比較
相見積もりは、決して「安さ」だけを比べるものではありません。
大切なのは、あなたの不安や疑問に真剣に向き合ってくれる探偵事務所を見極めることです。
焦らず冷静に条件を揃えて比べることで、納得できる選択ができ、後悔のない調査につながります。
この相見積もりのポイントが、あなたが本当に信頼できるパートナーを選ぶ助けになれば幸いです。