単身赴任中の夫の浮気調査
ご依頼者様は、東北地方にお住まいの40代の女性です。
ご主人は大手企業にお勤めで、約1年半前に東京本社への異動が決まり、単身赴任をすることになりました。
ご依頼者様と小学生のお子様は東北地方の自宅に残り、離れての生活が始まったそうです。
当初は月に2度は帰省していたご主人ですが、赴任から1年ほど経った頃から、帰省の頻度が月に1度に減少。
さらに1年半が経過した今では、2ヶ月に1度ほどの帰省になってしまいました。
ご主人が帰省した際の様子にも変化が現れました。
これまでは帰省中も家族との時間を大切にしてくれていたのが、最近では常にスマートフォンを手放さず、
深夜まで誰かとLINEのやり取りをしている様子が続きました。
お風呂やトイレにもスマホを持ち込み、ロックをかけて画面も絶対に見せないため、
ご依頼者様は「東京で誰か特定の女性と関係を持っているのではないか」と不安を抱えるようになったそうです。
「問いただしても誤魔化されるだけで確かなことが分からない。
でもこのまま曖昧なままでは、子供の将来のことも考えられない…」
と、悩まれた末に当探偵事務所にご相談いただきました。
■調査開始
まずは、ご主人の居場所と行動を確認するため、平日の朝、単身赴任先の自宅にて張り込みを実施しました。
ですが、勤務時間になってもご主人は出てこず、確認ができないまま、その日の調査は終了。
「なぜ、ご主人は出勤しなかったのか?」
調査員は、作戦会議を開き、現状を推測。
おそらくご主人は単身赴任先の自宅に居なかったのではないか?
と結論を出しました。
そこで、調査方法を変更し、退勤後の姿を確認すると共に、普段の行動パターンを把握するため、
勤務先である東京本社周辺で張り込みを行い、退勤後の行動を確認することにしました。
東京本社での張り込みは難易度が高く、初見であるご主人を確認できるのかが最大のポイントでした。
定時を回ると数百人の人が帰宅の途につきます。
怪しまれず、見落とさず、集中して張り込みをしていたところ、なんとか無事に確認することに成功。
ご主人は1時間の残業後に勤務先より出、電車にて移動を開始。
とある駅のホーム上にて20代後半とみられる女性と接触、合流しました。
二人は仲良さげで、一緒に電車に乗り、移動を開始。
繁華街のある駅で降車し、居酒屋で食事とお酒を楽しんでいる姿を確認。
居酒屋より出た二人は、電車で移動。
ご主人の単身赴任先自宅の最寄り駅を1駅通過した駅で二人は降車しました。
駅を出たあとは、手を繋いで歩き、駅前のコンビニに寄り、デザートを購入。
コンビニ付近にあるマンションに女性と入っていきました。
女性が自らの鍵でオートロックを開けていたことから、この女性の自宅マンションと判断できました。
ご主人と女性は翌朝、一緒に女性宅マンションより出、それぞれ出勤していきました。
ご主人は前日とは違うスーツを着ていたことから、女性宅に着替えを置いてると判明。
ご主人は、平日の夜、多くをこの女性と過ごしていました。
仕事が終わると女性と待ち合わせ、都内の飲食店に寄ることもあれば、
女性宅マンションの近くのあるスーパーマーケットで食材やお酒を購入し、女性宅へ行くことも。
女性宅へ入った時は、必ず翌朝まで滞在。
こうした行動が何度も確認されました。
休日にも女性と外出しており、都内の観光スポットや買い物を楽しむ様子を複数回確認。
行動パターンから見ても、継続的かつ親密な交際関係であり、ほぼ同居状態であることは明らかでした。
女性の素行調査も進めた結果、女性の勤務先や氏名を特定。
女性はご主人の担当する取引先の一社員であり、業務上の接点から関係が深まったと推察。
一方で、ご主人の単身赴任先の自宅には女性が来ることもありましたが、
滞在は短時間で、泊まることはありませんでした。
単身赴任先の自宅から出た二人は、徒歩15分ほどの距離にある女性宅に向かい、
夜を共にしている様子が一貫して確認されました。
■ご依頼者様の対応
当探偵事務所では、
・待ち合わせや食事の様子
・女性宅に出入りする姿
・二人でご主人の単身赴任先の自宅に出入りする姿
・二人で手を繋いで歩く姿
・女性の勤務先、氏名が確認できる証拠
などを調査報告書にまとめ、証拠資料としてご依頼者様に提出。
ご依頼者様は、すぐに弁護士に相談され、今後の対応を検討することにされたそうです。
「このまま信じたい気持ちもあったが、やはり真実を知ることができて良かった」
とおっしゃっていました。
■最後に
単身赴任は物理的な距離ができる分、普段の様子が分かりにくく、
浮気や不貞行為に気づきにくいケースが多いのが実情です。
不安を抱えたまま日々を過ごすのは、
ご依頼者様にとって大きな精神的負担になりますし、
お子様の将来を考える上でも重要な判断を誤る原因になりかねません。
「おかしいな」と思った時は、まずは客観的な事実を把握することが大切です。
その上で、ご自身やお子様を守る最善の選択肢を考えることができます。
ご家族のことで一人で抱え込まず、些細なことでも、まずは一度専門家にご相談ください。
私たち探偵は、ご依頼者様が一歩を踏み出すための力になります。
(掲載許可いただいております。)