モテない夫が浮気?
ご依頼者様は40代前半の専業主婦で結婚して約15年。
夫と二人の子どもがいらっしゃいます。
数か月前から夫の様子に違和感を感じるようになったそうです。
具体的には、
・曜日に関係なく帰宅時間が遅くなった
・家の中でもスマートフォンを手放さなくなった
・体臭を気にするようになり、デオドラントスプレーを使うようになった。
ご依頼者様は
「まさか夫みたいな中年太りのモテない男が浮気???」
と思うようになり、当探偵事務所にご相談くださいました。

調査方針
まずは、浮気をしているのか、していないのか、の事実確認をし、浮気をしているようなら、相手女性に対して慰謝料請求をしたいとのこと。
現時点で離婚の意思はないが、夫が離婚を望むようなら離婚するので、夫に対しても慰謝料請求をする方針で証拠収集。
調査方法は、勤務時間外の夫(以下、対象者)の行動を連日調査し、行動を把握することから始めることにしました。

調査実施
1日目
勤務先オフィスビル付近で張り込みを開始。
午後6時過ぎ、対象者がオフィスビルを出るのを確認。
電話しながら駅方面へ歩き、途中のカフェに入店。
約20分後、一人の女性(以下、女性A)が現れ、対象者と接触、合流。
その後、二人は約2時間に渡って談笑。
カフェより出た二人は店先で別れ、別々の方向に歩いて移動。
対象者はそのまま帰宅しました。

2〜3日目
2日目と3日目も同じように、会社から出た対象者はカフェで女性Aと合流し、約2時間の談笑後に帰宅する様子が確認できた。
調査員は、対象者が女性Aと会っているのは業務の一環とは思えないと判断し、3日目に女性Aを追跡し、自宅を割り出していた。

4日目
対象者のオフィスビル付近で張り込みをしていた調査員が目にしたのは、
いつも対象者とカフェで会っていた女性Aが対象者勤務先から出てくる姿だった。
調査員は、女性Aは追跡せず、対象者を待つことにした。
約3分後、対象者が出てきて、駅方面へ向かう。
調査員は追跡を開始。
対象者は電話をしながら、足早に駅に入り、電車の一番前の車両に乗車した。
車内には、女性Aの姿が。
対象者と女性Aは周囲に目を配りながら合流し、仲良さげに会話をしていた。
繁華街のある駅で下車した2人は、駅を出たところで、手を繋ぎ歩きだした。
繁華街の居酒屋で1時間ほど、食事をした二人は、ラブホテル街へと向かい、ラブホテルに入っていった。

調査結果
調査員は、対象者と女性Aの行動パターンを分析し、その後も調査を数回続けた結果、
ラブホテルに入る姿を合計で3回確認することができた。
女性Aは対象者の部下であることも判明。
しかも女性Aは既婚者で子供もいた。
いわゆるW不倫だった。

ご報告
ご依頼者様には、報告書と共に調査の経過や証拠内容を口頭で説明。
・証拠は慰謝料請求や離婚手続きで有効に使用できること
・直接夫と話し合いをする前に、弁護士と相談して法的手続きを踏むこと
をアドバイスさせていただきました。

最後に
今回の調査では、粘り強く、連日の調査を実施することで、対象者と女性Aの行動パターンを把握し、
不貞の証拠をスムーズに入手できたと考えます。
ご依頼者様からは、
「事実を突きつけられる現実に衝撃を受けつつも、証拠が揃ったことで今後の対応方針を冷静に判断できるようになった」
と感謝の言葉を頂きました。
今回の事例は、連日の調査と行動パターン分析が功を奏した浮気調査でした。
案件によって調査方法は異なります。
個々の案件に沿った調査プランを考え、提案し、行動することが探偵にとって大切なことだと、改めて感じた案件となりました。
(掲載許可ありがとうございます。)
