調査に適正な調査員の人数は2名
浮気調査や行動調査の「調査員の人数」は多ければ良いわけではありません。
「浮気調査をお願いしたいんですが、調査員は何名で動いてくれるんですか?」
私たち探偵事務所には、こうしたご質問をいただくことがよくあります。
調査員の人数は、調査を依頼される方にとっては「どれだけ丁寧に、しっかり調べてくれるのか」の一つの目安になるのでしょう。
しかし実際には、人数が多ければ多いほど良い調査ができるわけではありません。
私たちが現場で積み重ねてきた経験から言えば、浮気調査や行動調査では、ほとんどのケースで調査員2名体制で十分に調査可能です。
車やバイクを使用する調査でも2名体制で大丈夫です。
もちろん調査対象者の行動パターンや立地、移動手段によっては一時的に増員が必要な場合もありますが、あくまで例外です。
2名いれば、対象者の動きを前後から監視したり、万一、対象者が突然走って移動したり、車で別ルートに入ったとしても柔軟に対応できます。
ところが、業界には残念ながら「人数が多いほど信頼できる」というイメージを利用して、必要以上に調査員を増やして不当に調査費用を釣り上げる探偵社が存在します。
中には「この調査は3名~5名のチームで行わないと成功しません」と説得され、高額な見積りを提示される方もいらっしゃいます。
ホームページに記載の1時間あたりの費用は安いのに、人数を無駄に増やすと結果、高額になります。
さらに悪質な例では、「5名体制で調査を行います」と説明し、実際には2名だけで調査を行い、差額をそのまま利益として懐に入れるような探偵社も存在します。
私たちは、そういった無駄やご依頼者様の不安を生まないためにも、調査を開始する前に
・対象者の行動パターン
・調査場所の地理的条件
・移動手段(車、公共交通機関など)
を細かく分析し、「どの程度の人数で、どの時間帯にどんな配置で動くべきか」を綿密に計画します。
無駄な人員は増やさない。
これがご依頼者様の負担を抑え、かつ調査の成功率を高めるために最も重要なことだからです。
もし他社に調査を依頼される場合でも、
「何名体制で、なぜその人数が必要なのか」
「どのように調査を進めるのか」
「実際に何名で調査するのかをどう証明してくれるのか」
これらをぜひ確認してみてください。
探偵は、証拠を押さえてこそ価値があります。
過剰な人員でご依頼者様に不必要な負担をかけるようでは本末転倒です。
調査員の人数を増やすのは、成功のために本当に必要なときだけ。
私たちは、そんな当たり前のことをこれからも守り続けます。