マッチングアプリで知り合った彼は本当に独身?
■ 増え続けるマッチングアプリでの出会い
いまや「恋人との出会いはマッチングアプリ」というのは、まったく珍しくない時代になりました。
アプリは、日常では出会えない人と気軽に繋がることができるという点で、忙しい現代人にとっては非常に便利なツールです。
「共通の趣味を持っている人と出会えた」
「見た目も性格も理想に近い人だった」
「これまでの恋愛とは違って、自然に距離が縮まった」
そんなふうに、ポジティブな印象を持つ方も多いでしょう。
ですが一方で、見落としてはいけないのが「相手の素性が曖昧なまま関係が進んでしまうリスク」です。
■ プロフィールに書かれていることは本当?
マッチングアプリでは、年齢・職業・趣味・居住地などを自由に設定できます。
その“自己申告”が本当かどうか、実際に確認する手段は、ほとんどの利用者にはありません。
たとえば、こんなケースを考えてみてください。
・「都内勤務の会社員」だと名乗る男性。実際には地方在住の出張者かもしれない。
・「独身」として登録している人が、実は「既婚者」で家庭を持っている。
・休日の予定が不自然に空白だったり、連絡が取れない時間帯がいつも同じ。
最初は何とも思わなかった小さな違和感が、日を追うごとに大きな疑問に変わることがあります。
■ 本当に“既婚者じゃない”と、どうして言い切れる?
アプリ上では「独身」と名乗るのは簡単です。
本人確認書類の提出があっても、それは名前や年齢の確認だけであり、「結婚していないこと」を証明するものではありません。
現在では、独身証明をしっかりとするマッチングアプリも出てきましたが、まだまだ曖昧な確認方法をとっているアプリの方が多いのが現状です。
家庭を持ちながらアプリを使っている人の多くは、こうしたルールの“穴”をよく理解していて、
・プロフィール写真に指輪が写らないようにする
・アプリ用のスマホやアカウントを使い分ける
・職場や住まいをあえてぼやかす
といった「偽装」を行っています。
さらに、SNSをやっていない、連絡はいつもLINEだけ、電話は出られない時間が多い、などの傾向がある場合、相手が何かを隠している可能性は否定できません。
■ 「信じたい気持ち」と「確かめたい不安」の間で
「この人を信じたい」
「でも、どこか引っかかる」
そう思いながら付き合い続けることは、とてもストレスがかかるものです。
不安を伝えても、はぐらかされる。
「そんなに疑うなら別れよう」
と言われるのが怖くて、聞けない。
気持ちがあるからこそ、真実を知るのが怖くなる。
それは自然な感情です。
けれど、“真実を知らないまま関係を続けること”は、必ずしも幸せとは限りません。
最終的に傷つくのは、自分自身かもしれないからです。
■ 確かめることは「疑い」ではなく「自分を守る手段」
「身元調査」と聞くと、相手を疑っているようで気が引ける…という方もいらっしゃいます。
ですが、真実を確認することは、何より自分を守る行動です。
相手が本当に独身で、誠実な人であれば、調査でそれがはっきりします。
逆に、何かを隠していたとしても、それを知った上でどうするかを“選べる立場”になるのです。
「知らなかった」では済まされないようなリスク(既婚者との交際、不貞行為による慰謝料トラブルなど)から、自分を遠ざけることにもなります。
■ 恋愛は“信頼”から。だからこそ、最初に確かめたい
恋愛において最も大切なのは、お互いを信頼できる関係であること。
その信頼を築くためには、相手の言葉だけでなく、行動や背景を理解することが欠かせません。
マッチングアプリの出会いは、現代的で、可能性にあふれた素晴らしいものです。
だからこそ、その第一歩が「不信感」から始まってしまわないように、慎重さが必要なのです。
■ 最後に:安心して恋愛をするために
誰かを本気で好きになるということは、勇気が必要なことです。
そして、その気持ちを裏切られたときのダメージは、計り知れません。
「彼のことが好き。でも、どこかひっかかる」
「一度ちゃんと確かめた上で、安心して付き合っていきたい」
そう思うのは、決して間違っていません。
むしろ、自分を大切にする上でとても正しい感覚です。
当探偵事務所では、マッチングアプリ・SNSでの出会いに関するご相談や、相手の身元確認に関する調査も多数承っております。
まずは一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
“信じるために、確かめる”――そんな選択を、あなたにも。