妻とジムのトレーナー~浮気調査~

 

 

 

「ジムのあとの予定が、どうも引っかかるんです」

 

 

 

ご依頼者様は都内在住の40代男性。

落ち着いた口調で淡々と話す方で、初回の面談では、できるだけ冷静を保とうとする気持ちがこちらにも伝わってきました。

 

「妻が浮気をしているかもしれないんです」

 

奥様は30代後半。

週に2〜3回、近所のパーソナルジムに通っているそうです。
通いはじめたのは半年前。

 

もともと運動が苦手だった奥様が突然

「美ボディになりたい」

と言い出し、ジム通いを始めたのだとか。

 

 

パーソナルジムに通う妻とトレーナーの浮気

 

 

 

「はじめは応援してたんです。見た目も引き締まってきたし、楽しそうだったから。でも……友達と飲みに行って、帰りが遅い日があるんですよ」

 

 

ジムの予約は、いつも昼過ぎ〜夕方の時間帯。

1~2時間ほどのトレーニングを終えると、時々、友達と飲みに行き、23時頃に帰宅。

 

しかし、その「友達」とは誰なのか、どんな店に行っているのか、具体的な説明はなく、問いただしても「ただの女友達」とかわされるとのこと。

 

「なんていうか、“隠してる感”があるんです。LINEもロックかけるようになったし……実は、トレーナーと飲みに行ってるんじゃないかって、疑ってしまって」

 

疑念が的外れであることを願っている様子がうかがえました。

 

「間違いだったなら、それでいい。ちゃんと安心したいんです」

 

との強いご要望により、浮気調査を開始することとなりました。

 

 

探偵に浮気調査を依頼

 

 

 

■事前調査

 

まず、ジムについての事前調査。
ジムは駅近のビル内にある個人経営のパーソナルジムで、ホームページ上にはスタッフ紹介として2名のトレーナーが掲載。

 

1名は30代前半の男性で、SNSでは、健康と筋肉について熱く語っている動画を配信。

 

もう1名は40代前半の男性で、この男性が経営者。

SNSでは「顧客との信頼関係が第一」として、トレーニング風景なども投稿していました。

 

 

奥様のスケジュールはご依頼者様とカレンダーアプリを共有している為、把握していました。

カレンダーアプリ情報から日程を確認してもらい、我々は該当日を狙って調査を実施しました。

 

 

ジムを予約する妻

 

 

 

■調査開始

 

最初の調査は、奥様が「友達と飲みに行く」と言っていた金曜日の午後。
カレンダーには15時~17時でジムと記載がありました。

 

予定通り15時前にジムに現れた奥様は、黒のスポーツウェアにキャップ姿。

2時間ほどトレーニングを受けたあと、17時過ぎにジムより出てきました。

 

私たちはそのまま奥様を尾行。

 

奥様は徒歩で数分の距離にあるカジュアルなイタリアンバルへ入り、カウンター席に座り、誰かを待っているようでした。

ここで合流したのは……やはり、40代前半の男性トレーナー(経営者)でした。

 

私服姿で現れ、奥様の隣に自然と座りました。

 

2人はワインを注文し、距離感も近く、まるで恋人同士のような雰囲気。

 

2時間後、店を出た2人は駅方向には向かわず、路地裏のラブホテルに入っていきました。

 

 

 

ラブホテル

 

 

 

 

■決定的証拠──複数回の密会

 

その後も奥様がジムのトレーニング後に「友人との飲み会」と予定を入れている日に調査を実施し、同様のパターンを3回確認しました。

 

同じ男性トレーナーと会って食事→ラブホテルという流れです。

 

奥様は浮気を完全に隠し通していたわけではありません。

ただ、飲みに行くことを“女友達”と偽ることで、夫が深く詮索しないだろうと考えていたのでしょう。

 

また、興味深かったのは、トレーナーのSNSにもヒントがあったことです。
「今日は美意識の高いクライアントさんと楽しい時間を過ごしました」

など、直接的ではないが、奥様との親密な時間をにおわせる投稿が散見されました。

 

 

 

ラブホテルで複数回の浮気をする男女

 

 

 

■男性トレーナー(経営者)の調査

 

トレーナーについての素性を調査を実施したところ、トレーナーは既婚者で小学生の子供が1人いました。

 

都内のマンションを数年前に購入したばかりで、住宅ローンもまだまだ残っている状態。

 

ご依頼者様は、

「なぜ、この男性は、幸せな家庭があるのに浮気をするのだろうか?しかも既婚者と。」

と首をかしげていました。

 

 

 

浮気相手の家族

 

 

 

■調査報告とその後

 

すべての証拠をまとめ、調査報告書をご依頼者様に提出させていただきました。

 

ご依頼者様は報告書を見て、
「ここまでハッキリ写っているとは……」

「調査結果はリアルタイムで報告をもらっていたけど、いざ写真を見ると、ショックですね…..」

とおっしゃっていました。

 

 

その後、ご依頼者様は弁護士と相談し、離婚を前提に話を進め、奥様と相手男性に慰謝料請求をすることを決めたそうです。

 

「相手男性の家庭を壊すことになるかも」

と悩まれていたそうですが、

「自身の家庭を壊されたのだから、そこは考えなくてもいい」

と弁護士よりアドバイスを受け、決断されたようでした。

 

「証拠があるのとないのとでは、全然違うんですね。いざというとき、やっぱり“証拠”が力になる」

と言ってくださったのが印象的でした。

 

 

 

証拠

 

 

 

■最後に

 

今回のように、「ジム」「習い事」「美容」などのプライベートな時間に、浮気が潜んでいるケースは珍しくありません。

 

特にパーソナルトレーナーとの関係は、身体的な距離が近いため、感情が芽生えやすい環境でもあります。

 

私たち探偵にできることは、あくまで事実を見極め、ご依頼者様の方が“本当の選択”をできるよう支えること。

心の整理をつけるために、真実を知ることは決して無駄ではありません。

 

もし今、似たような不安を抱えている方がいらっしゃれば、一人で抱えずに、ぜひご相談ください。
真実と向き合うための第一歩を、私たちが共にお手伝いします。

 

 

(掲載許可ありがとうございます)